失敗は次に活かし
知見を高め
人の魅力で勝負する

学生時代に金属やアルミ関連の知識はありませんでしたが、入社してからは、アルミが生活の至るところで使われていると知りました。一般消費者が手に取るものから商業・産業用のものまで幅広い領域でアルミが使用されており、アルミの社会貢献度の高さと今後の発展への期待が大きいです。

現在は貿易関連の仕事をメインで行っています。製品として形になる前のアルミ原料、EV向けバッテリーや輸送機器関連の材料を、お客様にスケジュール通り納品するのが私の役割です。単純に営業担当のアシストをするだけでなく、営業担当やお客様から「納期を早められないか」と相談があれば、各取引先と交渉を行い、納期調整を行っています。特に新型コロナウイルスが流行した時には、海外の工場が閉鎖してしまうこともあり、納期通りに納品するための対応が非常に大変だったことを覚えています。

商社の醍醐味は世界中のお客様との信頼関係を築けることです。「伊藤忠メタルズだから」と任せてくださることも多くあります。お客様とコミュニケーションをとる中で「期待をしていただいているんだ」と実感できると、やりがいに繋がります。また、新しいビジネスへも動き出しており、そこに携わっていることも楽しみのひとつです。

実は、商社という存在自体はなくても商売は成り立つものだと思っています。だからこそ大切にしているのはお客様との信頼関係を築くことです。一つひとつの対応がお客様の信頼へと繋がり、その信頼が新たなビジネスへ繋がると考えております。お客様と共に新たなことに挑戦することで、新たな価値を生み出せるよう日々業務を行っています。

以前、新たにナイジェリアのサプライヤーからアルミの原料を調達することがありました。海外との取引は商習慣や文化の違いからトラブルが発生することもよくあります。特にナイジェリアとのビジネスは初めての試み。大幅な出荷遅れや輸送中の予期せぬトラブルに悩まされましたが、代替品の調達や各方面との交渉を行い、お客様にご迷惑をおかけすることなく納品することができました。今となっては、この時の苦労も自分の力になっていると感じます。

同じ失敗は繰り返さないよう、「ここはもう少しできたな」「次はこうしよう」と小さな反省を日々繰り返しています。上手くいくことばかりではないですが、一度失敗したことは次に活かせるよう気持ちを切り替えています。

今目標にしていることは、スタッフ職として新しいビジネスを軌道に乗せることと、自分が担当しているアルミ関連の知識を増やして、お客様により良い提案ができるようになることです。そのためにアルミの知識を増やしていけるよう勉強しています。まずは基礎を学び、お客様の状況や社会や経済の動向を捉えながら、新しいビジネスを立ち上げられるようサポートしていきたいと考えています。
先輩方からもアドバイスを頂きながら、自分が担当する商材へは積極的にアプローチをしていきたいです。

私生活では、最近ゴルフを始めたので、お客様と回れるくらい上手くなりたいなと思っています。また、日常的に海外のお客様とのやり取りがあるので英語力を向上させたいと考えています。相手の意図をくみ取り、自分の提案を正しく伝えることで少しずつ信頼関係が築かれていくと思うので、更なる英語のスキルアップを目指したいです。週末にゴルフを練習し、平日は英語の勉強を習慣化することが目標です。

実は業務に必要なスキルに関しては、講座などを受講する際に会社に申請すれば補助が出たり、有志でのレッスンが設けられていたり、手厚くサポートしてくれます。やりたいことがある人には、そのチャンスを与えてくれる会社です。スタッフ職でもお客様ともコミュニケーションをとる機会が多く会社の顔として、やりがいのある業務に携わることができます。