伊藤忠メタルズ株式会社
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Profile
大学卒業後、公務員を経た後、専門商社に入社して新規事業の立ち上げに従事。環境分野に興味を持ち、資金力や多様な人材を擁する伊藤忠メタルズに入社。現在、リサイクルビジネス推進事業部 産廃管理グループにて総合企画職として活躍。
リサイクルビジネス推進事業部は、廃棄物の発生場所に車両を手配し、最適な中間処理場に運搬、リサイクルするまでの法令と物流に関するサービスを提供しています。当事業部は、排出事業者の性質により(1)飲料メーカーを排出事業者とする自販機グループ(2)小売事業者を排出事業者とするファシリティマネジメントグループ(3)店舗什器メーカーを排出事業者とする産廃管理グループの3グループからなり、事業部全体で70名ほどの社員が活躍中です。
私が所属する産廃管理グループでは、店舗什器メーカーが工事をする際に排出する廃棄物の物流を、コンプライアンスを確保しつつ、全国のネットワークを駆使しながら組み立てることを主な業務としています。廃棄品としては、大型のロボットアームや10tを超える空調機が出てくることもあれば、梱包材や廃液など、伊藤忠「メタルズ」の名前にとらわれない多様な品目が出てくることもあります。何が出てくるのか。どうトラックに積むのか。積めない場合はどうするのか。どこの中間処理業者が適切なのか。現場に応じて考えなければならないことは山のようです。そこが難しい部分ではあるものの、提案した内容をお客様に喜んでいただけた時にはやりがいを感じることができます。
昨今、変化の激しい業界のため、法改正や業界動向など、さまざまな知識や情報のインプットが必要になると同時に、お取引させて頂いているお客様の社内ルールなども学ぶ姿勢が必要になります。そのような姿勢で、お客様や協力業者様を含めた様々な方とお付き合いを続けることで、新たなビジネスの芽も見つけられると思います。
さまざまな出来事を経験して内容を見つめ直し、人間関係の絆が深まっていったように感じます。
ある案件で、同じ種類のトラックを数十台手配するご要望を頂きました。全台数を同じ種類のトラックで手配することが難しく、さまざまな方法を考えて提案したものの、なかなかご承諾いただけず、何度も改善・提案を繰り返し行いました。結果としてなんとかご承諾いただけたのですが、回収日当日に回収現場の担当者様からお叱りを受けてしまいました。どうやら、提案を承諾してくださった方から現場担当者様に、提案内容が伝わっていないようでした。お詫びをした上で改めて提案内容を説明し、言うべきことはしっかりと物怖じせず“腹を割って話す”ことを意識して対応しました。するとその現場担当者様とは発注する側とされる側という関係を少し離れ、意見を交わせる間柄になっていったのです。そうしたお客様から、別の新しいお客様を紹介していただいた時には、本当に嬉しい気持ちになりました。
私たちは廃棄物を適正に処理することを目的としてきましたが、今後は廃棄物を経済合理性とともに循環させていくことも考えていかなければなりません。そのためには、今の仕事を漫然と続けているだけではいけません。これまで学んだ知識や情報を使いながら、お客様の潜在的な需要に対するアイデアを作り、成果にすることを目指さなければなりません。また、ITを使った業務効率化や提供するサービスの進化を図ることも今後の課題のひとつです。
目の前の仕事だけに捉われていると、その先に広がりはありません。法律の勉強、廃棄物処理技術の進歩に関する情報収集、業界トレンドなどのインプットはとても大切です。また自分とは異なる価値観や経験を持つ方々と関わることで得られる貴重な視点もたくさんあります。今後も積極的に、さまざまな方面へアンテナを張り、いろいろな人とコミュニケーションを図っていきたいと思います。
世界的な取り組みとして注目を浴びている循環型社会。現場におけるコンプライアンス遵守に対する負担カットが一番の提供価値だった私たちにとっても、資源循環は1つの大きな課題です。ガソリン車からEV車への切り替えを急ぐ企業の廃棄物処理をお手伝いすることもあり、日々の業務を通して循環型社会に貢献できていることを実感できます。また自分の身近なお店やスーパーなどに関わることも多く、仕事に関わった後はそのお店までふらっと足を運んでしまうことも。自分の仕事が目に見えてわかる瞬間です。
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