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駐在員レポート

駐在員レポート

梶尾育志

梶尾 育志

Kajio Ikushi

駐在地
ホーチミン
入社年
2008年 中途入社
所属部署
伊藤忠ベトナム会社 金属部
出身学部
経済学部 経済学科

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01

現在の仕事内容、役割を教えてください。

私が所属する伊藤忠ベトナム会社金属部では、ベトナム国内の鉄スクラップ集荷・加工業者より仕入れた鉄スクラップを、ベトナム国内の鉄鋼会社へ販売したり、自動車メーカーへの部品組み立て管理・供給を行ったりしています。
私の役割は、金属部部長代行として、ナショナルスタッフへのビジネススキルの伝導および営業方針の提示とその進捗管理を行っています。また、伊藤忠メタルズの鉄スクラップ部隊が行っているベトナムへの輸出・三国ビジネスの現地サポートも担っています。

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02

仕事の難しさや醍醐味、
やりがいを教えてください。

ベトナムの商習慣を理解することへ、非常に難しさを感じています。例えば、日本であれば1ヶ月先の面談予定を事前に決めていくのは当たり前ですが、ベトナムでは「そんな先の予定を決めたくない。」と流されてしまいます。そのため予定を仮に入れていても、直前までリマインドをしなかった場合、当日訪問しても不在にしているなんてこともあり得ます。ただ、それに対して腹を立てても仕方がなく、「郷に入っては郷に従え」とあるように、相手の立場や心情を理解し、自ら工夫して打開していかなければいけません。また、英語でのコミュニケーションのみで全てが通じる訳ではないので、如何に正確かつ簡潔に自分の考えや判断を伝えるかという点も工夫が必要です。
やりがいを感じる点は、若く成長著しいベトナムで前人未踏のビジネスに挑戦し、実績を重ねられていることです。

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03

駐在地の特長や、
日本との違いに驚いたことを教えてください。

日本との違いで驚いたことは、女性が非常に活躍していることです。女性管理職が多いこともそうですが、日本に比べて発言や活動の機会に恵まれていると思います。実際に伊藤忠ベトナム会社でも、いずれ管理職になるキャリアの女性が多くいます。
フランスの統治時代が長く、中国の文化も受けているので西洋建築と東洋の風景が混在する賑やかな街並みですが、亜熱帯気候という事もあり大きな街路樹も残っています。ホーチミンの気候は1年を通して温暖(28〜35℃程度)で、1〜4月頃が乾季となり青空が続き、5〜12月頃は雨季のため夕方にスコールのような降雨があります。
休日はゴルフをしたり、家族と一緒に近場に観光に出向いたりと不自由なく生活しています。ただ、公共交通の少なさから車が無いと遠出もできず、ベトナム人の移動手段と言えば二輪車が代表的ですが、大渋滞の中で運転する気にはなれません。

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04

印象に残っているエピソードを
教えてください。

駐在地という人脈・情報源が乏しい中での飛び込み営業的な仕事は、予想だにしていない横槍が入り、それを相談する相手もいなくて失敗してしまうことがあります。そのため、私は既存の客先や仕入れ先から新規取引先や案件の紹介があった場合には、質問事項をまとめて一つずつ明確にしていき、事務所では聞きにくいような込み入った質問はゆっくり食事をしながら聞き出すなど、徐々に関係性を近づけることを心がけています。そうすることで、起こり得る問題の先回りができるだけでなく、腹を割って相談ができる環境・信頼関係を醸成した上で商売を広げていくことができます。このようにして信頼関係を築いた今の業界ネットワークは、私にとって貴重な資産と言えます。

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05

今後、チャレンジしてみたい仕事を
教えてください。

マーケットの成長性・親日性を考えると、帰任後もベトナムというマーケットには一生関わっていくことになると思っています。この駐在で経験している、地に足の着いたトレードの開拓・継続を活かして、一歩先の投資や事業展開に繋がる仕事を続けていきたいです。また、その成功例をベトナム同様に可能性のある若く成長著しいエリアにおいても、実現することができたら嬉しいですね。

※所属・役職・仕事内容は取材当時のものです。

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03

鴫原祐樹

鴫原 祐樹

Shigihara Yuki

駐在地:
バンコク

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