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駐在員レポート

駐在員レポート

宍戸一紀

上原

- Uehara -

駐在地
アメリカ・ジョージア
入社年
2016年 新卒入社
所属部署
Nippon Light Metal Georgia, Inc.
出身学部
外国語学部 英米語学科

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01

現在の仕事内容、役割を教えてください。

私の所属するNippon Light Metal Georgia, Inc.は、日本軽金属のグループ企業と伊藤忠メタルズによる出資により2019年に設立された会社で、自動車向けアルミサスペンションパーツを一次請けとして製造・販売しています。弊社の重要なミッションの一つは、取引先の要望を基に製品の形状を設計・提案し、アルミ製品の採用促進によって自動車の軽量化社会に貢献していくことです。私はSalesに所属しているため、日系自動車メーカーとの面談や交渉、新たな情報収集、受発注および納期管理、加工委託先との各種調整が主な業務です。しかし、それ以外にも生産に使用する金型の管理や購買業務の一部、社内システムのアカウント管理等、枠にとらわれず幅広い業務に関与しています。

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02

仕事の難しさや醍醐味、やりがいを教えてください。

グリーンフィールドから立ち上げた会社のため、基盤づくりや事業管理など、言葉の壁含め仕事の難しさを感じる場面は多々あります。それは裏を返せばやりがいでもあり、日米人がひとつのチームとなって全力を尽くし、工場から最初の量産品を出荷したときの感動は脳裏に焼き付いています。
ここでの仕事の醍醐味はなんといっても、商社に勤めながらメーカーの一員として仕事ができるという点です。商社とメーカーとでは物事の見方・考え方が異なることも少なくなく、日々新たな発見があり多くの刺激を受けています。我々商社が商売できるのはメーカーの方々あってのことです。そんなモノづくりに対して強い信念を抱く方々と一緒に働くことによって、自分自身の視野が広がっていることを実感しています。

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03

駐在地の特長や、
日本との違いに驚いたことを教えてください。

当地はインフレや円安が相まって、切り餅が1kgで2,000円、つけ麺1杯が3,000〜4,000円という世界です。数日の入院で数万ドルの請求もざらにあるようで、医療費の高さにも驚かされます。赴任当初は円貨換算したい気持ちを、必死に抑える毎日を過ごしていました。
とは言えそんなアメリカ生活も悪い(?)点だけではなく、合衆国という名前が示す通りの多様な民族と文化の共存を楽しめる良い点もあります。州を跨げば文化や風景だけでなく法律までもが変わり、日本で都道府県を跨ぐ感覚とは全くの別次元です。
家族との時間を特に大切にするアメリカ人。週明けのローカルスタッフとの立ち話は「週末に家族で…」と嬉々としながら写真を見せてくれる、そんな姿がとても微笑ましく印象的です。

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04

印象に残っているエピソードを
教えてください。

工場には多くのローカルスタッフが働いているのですが、「守ってもらえる」ルール作りが本当に難しいです。最初のうちは「日本ではこうだから」と設定していたルールもありました。一般的に日本人は会社のルールとなれば多少の不満はあれど従う人が多いと思いますが、ローカルスタッフは必ずしもそうではなく、論理的な説明ができないものに関しては、次第に従ってくれなくなります。現在は、必ずローカルマネジメント陣と膝を付け合わせて話し合い、結論づけるようにしており、しっかりと日米両方の考え方を取り入れています。納得できないことに関しては、若手であろうと自分が納得できるまで上長と話し合う、私自身もそうあるべきだと再認識させられました。

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05

今後、チャレンジしてみたい仕事を
教えてください。

当駐在では異国の地で働くという経験だけではなく、メーカーの一員として働く経験、グリーンフィールドから会社を立ち上げ軌道に乗せるという、大変貴重な経験をしています。これまでも外国の人と仕事をすることはありましたが、英語のネイティブスピーカーと”英語”で交渉することで、大きな自信も培うことができました。昨今世界情勢・ビジネスの変化はとても速く激しく、未来を想像するのも容易ではありません。しかし当駐在で得た様々な経験や多角的な視点を活かして、将来事業投資先の発掘から、投資実行までを実現できるよう努力していきます。

※所属・役職・仕事内容は取材当時のものです。

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02

畠山 真由美

畠山

Hatakeyama

駐在地  
アメリカ・ニューヨーク

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