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出張レポート

出張レポート

重森 翔

重森 翔

Shigemori Sho

出張地
アラブ首長国連邦、サウジアラビア
入社年
2008年 新卒入社
所属部署
金属原料事業部 金属原料グループ
出身学部
経済学部 経済学科

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01

今回の出張の目的を教えてください。

銅製品の製造は、銅精鉱(鉱石)と銅スクラップが主要原料となります。私が所属する金属原料事業部では、この原料となる銅スクラップを扱っています。近年、需要大国である中国が再生原料(スクラップ)の輸入規制を緩和したことで、アジア域内ではスクラップの調達競争が激化しました。日本でも同様に主要調達先であった近隣アジア諸国から、より遠方の中東諸国(ドバイ、サウジアラビア)が主要調達先として台頭してきています。それを受け、今回の出張では中東サプライヤーの原料ヤード訪問を通して、ヤード管理体制、現物確認の実施を目的としました。また同時期にドバイで開催されていたスクラップの国際会議にも参加し、各国のサプライヤーとマーケットの情報交換および商談を行いました。

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02

出張の成果と、
今後の課題と解決方針を教えてください。

現地ヤード訪問を実施したことで、各社の管理体制、母材の加工方法など、どのような母材をもとに製品を作り上げているのかを確認することができました。それを踏まえて、日本向け品質の注意点、気にすべきポイントをサプライヤー各社と協議し、品質毎のマーケット戦略も併せて行うことができました。
需要大国である中国の影響は銅スクラップ輸入国であるインド、韓国なども影響を受けています。そのため、日本の品質要求が厳しすぎる場合、他国に原料が流れてしまい、日本の競争力低下を招くこととなりかねません。日本の過剰な品質要求を他国との競争と照らし合わせ、日本の競争力維持を商社として担保していくことが、今後に向けた課題です。

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03

海外出張に関してのエピソードを
教えてください。

砂漠のイメージしか持っていなかったサウジアラビア。現皇太子の掛け声とともに、石油に頼らない国家を樹立しようとする中で、急速な経済発展とビジネスの可能性を目の当たりにすることができました。今後のビジネスにおけるヒントや刺激を大いに受けたことを覚えています。一方、宗教の問題、輸出規制の問題など、中東ならではの商習慣をしっかりと学んだ上で、ビジネスを進める必要があると改めて実感しました。
同国訪問時の印象的なエピソードとしては、1日5回のお祈り時間と夏場は50℃を超える気温という環境下から、現地は完全に夜型の生活が基本です。平時でも遅い時間の会食(お酒無し)が当たり前。“食べて・食べて・食べて”のおもてなしを毎日受けたことは、とても印象深かったです。甘~いデザートタイムも毎日行われるため、出張前には胃袋準備も万全にしておくことが必須です。

出張タイムスケジュール

TIME SCHEDULE

1日目

10:00

成田空港から出発、現地には夜に到着。
現地での移動はUberタクシーが主流。

2日目

9:00

ドバイで行われる国際会議に出席。
参加している中東各社との面談および商談。

19:00

会議で面談をした1社と会食。
食事はアラブ料理でNone-Pork & None-Liquor。

3日目

8:00

ドバイ空港からサウジアラビアの首都Jeddah
(メッカ)に飛行機で移動。

13:00

サウジアラビアのサプライヤーを訪問。
ランチミーティングの後、現場を視察。

4日目

10:00

サウジアラビアの国内を移動。
砂漠を眼下に飛行機で移動。

5日目

8:00

サウジアラビアからドバイに移動し、
ドバイから羽田空港に帰国。

※所属・役職・仕事内容は取材当時のものです。

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05

梶尾 育志

上原 悠太

Uehara Yuta

出張地:
アメリカ合衆国

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