伊藤忠メタルズの中谷です。
2025年度のスタートにあたり、昨年度の振り返りと本年度の当社の方針についてご報告致します。
私が当社の代表取締役として経営にあたった過去9年間の中で、2024年度は「一番もがき苦しんだ1年」でした。特に大きなインパクトを与える経営課題が目の前に二つも発生し、それぞれ性質は全く異なるものでしたが、日夜この課題に頭を悩ませ取組む日々が続き、相応の損失も会社に与える結果となったことは大変残念でした。一つの課題にはある程度の目途はつき、もう一方の課題は出来るだけの手は打ち、今後、その効果が現れ成果となることを期待する段階へ来ています。
一方で、これまで長年に渡り築き上げて来たビジネスは一部を除き更に磨きが掛かり、良い結果を出すことが出来ました。
社員の頑張りは勿論のこと、当社と共に歩んで頂いているステークホルダーの皆様の各種サポートが大きな力となったことは間違いありません。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。
さて、2025年度は色々なことがこれまで以上に予測し難い世界となっていくことは間違いないと考えます。
その様な世界に於いても、短期的に、あるいは一時的に柔軟に対応すべき事項はあるにせよ、当社が得意とする「環境対策(SDGsへの貢献)」と「マーケットイン」は更にその必要性が高まり、必要とする物やサービスを社会へ提供していく取組は活発化するものと信じています。
それらの取組を通じて、伊藤忠グループの一員として経営理念にも掲げる「三方よし」の実現を更に高いレベルで実現していきます。
改めて、ステークホルダーの皆様のご支援をお願い申し上げます。
最後に、私自身も、そして皆さんも願っている世界各地での一刻も早い平和の訪れを期待せずにはいられません。