Metal Recycling Business
当社の金属リサイクル事業の歴史は、古くは伊藤忠商事の創成期のころから50年以上前に遡り、商社系鉄スクラップリサイクル業の祖として業務を行って参りました。
当社では全国のリサイクル業者で組織する伊藤忠鉄原会を25年以上にわたって運営しており、伊藤忠グループのリサイクルネットワークの中核を形作っております。
また、拡大する中国・東南アジアマーケットへ進出し、世界で流通する金属スクラップの取り扱いの中枢を担う役割を果たしております。
鉄スクラップは生産工場から発生する「工場発生品」と建物の解体等から出る「老廃品」の2種類があります。また、鉄スクラップといってもさまざまな規格があり、エンドユーザーである国内外の鉄鋼メーカーの需要に合わせ、製鋼原料である鉄スクラップ供給の一端を担っております。
また、非鉄ミックスメタルは鉄スクラップとの選別工程で発生するものを指し、多様な需要を開拓することにより、不要物から必要物へと変化させる役割を担っております。
近年リサイクル流通は地球規模で拡大しており、世界中に需要家は点在しております。
各需要家のニーズに合わせて仕入れソースのマッチングを行い、当社は北米・アジア・日本の三拠点を核に世界のリサイクルフローの中核会社を目指しております。
ミルスケール又は鉄鉱石を原料とした還元鉄粉と、転炉の溶銑を高圧水で噴霧したアトマイズ鉄粉を、国内外へのトレードを通じ、新規需要開拓を行っています。